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【航空豆知識】往復で飛行時間が異なるのはなぜ?

こんばんは、元インド駐在員のなつきです。今日は航空券にまつわる豆知識をご紹介します。

往復で飛行時間が異なるのはなぜ?

飛行機の予約をして、行きと帰りでフライト時間が違うな・・・と思ったことはありませんか?時差を考えても計算が合わない。もしや空が混んでいるのか?遠回りしているのか?などなど疑問が残りますね。

インド・デリー<>日本・成田間で調べてみた!

実際にどれくらい違うのか調べてみました。

3月1日の東京からデリーへのフライトです。上記の通り、直行便でフライト時間は10時間20分。到着は翌日の0時5分です。

続いて、デリーから成田のフライトはというと・・・

なんとフライト時間は7時間50分2時間半も早いのです。インド駐在中は、日本に一時帰国をするのが楽しみで、ウキウキしながら飛行機に乗って、あっという間に日本でした!帰りは「あぁまたインドに戻るのか」と気持ちも少しどんよりしながらフライト長いなぁと思いながら帰っていましたが、気分だけの問題ではなかったようです笑

フライト時間が異なる鍵は「風」

フライトに影響する風はいくつか種類があります。季節による「季節風」や年間を通しての「恒常風」、そしてここで鍵なのが「偏西風」です。偏西風は、西から東に向けて吹く風ですので、西から東に向かい場合は追い風となり、逆に東から西に行く場合は向かい風になります。日本からインドに行く時はこの東から西へ行くパターン(向かい風)なので、フライト時間が長いのです。

そして航空会社の方に聞いた話だと、冬の方が偏西風が強く、その分冬の方が飛行時間が長くなようです。

冬の方がフライト時間が長い?

冬の方がフライト時間が長いらしい・・・ということでANAのサイトで調べてみました✈︎先ほど調べた3月1日のスケジュールは、冬季スケジュールです。今年は3月31日から夏季スケジュールになるようです。

まずお先にデリーから成田へのフライトです。

こちらは飛行時間が7時間55分。冬季スケジュールは7時間50分だったので、逆にちょっと長くなってますね。

続いて、フライト時間の長い成田からデリーへのフライトです。

飛行時間は9時間45分。冬季スケジュールは10時間20分ですので、30分以上も短くなりました。季節風の関係もあるかと思いますが、かなり変わりますね。特にデリー線は12月から1月にかけては濃霧のため離陸ができない場合もあり、夏よりも冬の方が定時運行が厳しい環境にあります。数時間の遅延も結構ザラですね。また、インド側は問題なくても、東京で雪が降ってしまった場合、機材繰りが難しく飛行機が飛んでこない!という場合もあります。

冬にインドに飛ぶ場合は、少し余裕のあるスケジュールをお勧めしますよ❤️

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