n

インドのキリスト教葬儀の流れとマナー

インドで葬儀に参加されたことはありますか?

駐在していると会社の同僚や、同僚の親戚の結婚式に参加する機会は多いですが、葬儀に参加することは滅多にないもの。

自分の周りで不幸がないのはありがたいことなのですが、いざ葬儀に参加することになったらどうすればよいでしょうか?

私は、訃報を聞いて悲しみを感じつつも頭の中はパニック💧私はクリスチャンではないので、そもそもキリスト教の葬儀に不慣れなのに、ヒンドゥー教が大半のインドでキリスト教の葬儀に参列するとは・・・

インドの葬儀ってどうすればいいの?何着ていくの?なにするの?何持っていけばいいの?時間はどれくらいかかるの?

もし、同じような境遇でどうしてよいか分からずこのページにたどり着いた方の参考になれれば嬉しいです。

葬儀へは何を着ていけばよいか悩んだ

日本では葬儀には喪服を着て行きますが、インドに喪服なんて持って来てない!笑 

そもそも40度の灼熱のインドで、真っ黒で長袖なんか着てたら煮えるんじゃないか・・・。そんなことを思いつつ、何を着ればいいのかとたくさんネット検索しましたが、全然出てこない。。「インド 葬儀」だとヒンドゥー教の葬儀情報ばかりでガンジス河に流すとかそういうのばかりでした。

以前インドの大人気映画「PK」で、ヒンドゥー教では白色のサリーを未亡人が着用する風習があることを知ったので、白以外で何か決まりがあるのでは?と思いました。でも私が参列するのはキリスト教。情報がなく、また何かを買いに行く時間もありません。訃報を知らせてくれたインド人の知人に、「私はインドでキリスト教の葬儀に参加するのは初めてで、どうすればいいかさっぱりわからない!流れとか持ち物や服装を教えて涙」と電話しました。

 服装は自由、何色でもOK

返ってきた答えは、

「服装はなんでもいいわよ。着ちゃいけない色もないし、この服でないといけないというマナーもない。とにかく葬儀に参列することが一番だから、何も心配しないで来るだけで大丈夫よ^ ^」

本当にそうなの・・・?と思いつつ、その言葉を信じることに。外国人はおそらく私だけであろうし、変に浮いてしまったり、タブーのことをしてしまったりしないだろうか。。とハラハラしながら当日を迎えました。

行ってみたら、服装は本当に自由でした。私は落ち着いた色のインド服で参列したのですが、赤やオレンジ、緑に青・白もいれば、サリーもあり、パンジャビドレスもあり、となんでもありでした。

持ち物はお花があると◎

最後のお別れの際にお花を手向けるので、お花を持って行った方が良いでしょう。私の場合は、知人が私の分も持ってきてくれました。もし、インド人の知り合いがいましたら、どなたかに頼むと良いと思います。(町でも普通に買えますが・・・)

日本の仏教の葬儀でいう、供花にあたるものになりますが、あんなに大きなものではなく、参列者がそれぞれビニール袋半分〜1袋分くらい持ち寄る程度です。

葬儀の流れ

まず、教会でミサがあります。棺が置かれており、参列者全員でお祈りをします。生前のことや、亡くなった時の状況(死因など)の説明がありました。時間は覚えていませんが、だいたい1時間くらいのミサだったかと思います。

その後、棺の蓋が開けられ、全員で最後のお別れとなります。上で紹介したお花を棺に敷き詰め、故人とのお別れを偲びます。その後、棺は蓋をされて墓地へと運ばれます。

墓地でのお祈りと土葬

棺が墓地に到着すると、そこでも神父さんによるお祈りがあります。そこで再び棺が開けられ、ここが本当に最後のお別れとなります。その後、墓地の中の土葬する場所へ移動します。

びっくりしたのですが、棺が着いてから、聖職者の方々が歌?を歌い祈りながら、棺を入れるための土を掘っていました。先に掘って準備したりとかないんですね。

掘り続ける間歌い、歌っている間掘り・・・参列した時期はかなり暑い時期でしたので、熱中症にならないか心配になる程。(荷物は少ない方が良いですが、もし土葬にまで参列するのであれば、気候によっては水を持ってた方がよいかも!)

無事掘り終えたら、棺をいれ、今度は掘った土を戻して元の状態に戻します。この間も聖職者の方々は祈り、歌います。土を全て盛り終えたら、献花とキャンドルを灯し、最後にお祈りをして終了です。ここまでを夕方には終えました。

キリスト教の死の考え方

かなり仁徳のある方で、多くの方に慕われていた方なのですが、日本のように親族が大号泣したり・・・ということが無かったので、葬儀が終わった後にキリスト教の死の考え方について、聖職者の方に聞いてみました。

すると「キリスト教では、故人は神様の元へ戻っただけなのです。みんな最後は神様の元へ戻りますし、今は神様の元で、あなたや私たちを見守ってくれていますよ。だから悲しまなくていいんです。いつも、ここ(胸の中)にいらっしゃるのですよ」と優しく教えてくださいました。

葬儀後の食事

日本の仏教の葬儀では、お通夜のあとに(またはお焼香後)寿司を食べますね。そんな感じで、インドでもみんなで食事を囲みました。といっても、特に普段と変わった感じではなく、チャパティとカレーと・・・といったメニューで、見た感じは葬儀用の食事というわけではなさそうでした。初めてお会いする方もいらしたので、ここで挨拶をしながら故人について皆で会話をしながら料理を囲みました。

 

以上で私が経験した葬儀は終了です。今回は私が参列した葬儀についてご紹介させていただきましたが、インド国内でも地域や宗派、その他諸事情で異なる場合もあると思います。もし、不安なこと・分からないことがあれば、一緒に参列するインド人に相談したり、聞いてみるのが一番だと思います。きっと私の知人がしてくれたように、ちゃんと教えてくれると思います。

そしてもし葬儀から落ち着かれ、上記の流れと違う部分があったなと思われましたら、ぜひ参列された葬儀についてコメント頂けますと助かります。今後の情報更新をさせていただければと思います🌟

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

PK ピーケイ [ アーミル・カーン ]
価格:3921円(税込、送料無料) (2020/5/16時点)

楽天で購入

 

サイトをお気に入り登録してくださると喜びます!また、インド駐在にまつわる質問を随時募集しています。質問があれば、コメント欄かお問い合わせフォームからどうぞ❤️また、インド駐在・出張・旅行にオススメ商品は楽天Roomで紹介しています❤️陸マイラーやポイ活には下記サイトを利用しています。下記URLから登録されるとボーナスポイントがもらえますよー!
毎日貯まるポイントサイト ECナビモッピー!お金がたまるポイントサイト

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です