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今からやるべき!ディワリ前の大気汚染対策@デリーNCR

インドの大きなお祭りの一つとして有名な「ディワリ」。そして、それとともに目に見えてやってくる大気汚染。これからインドへ旅行する方、出張する方、そして駐在する方。今一時帰国中でインドに戻る方などへ向けて、これからますます酷くなるインドの大気汚染対策をご紹介します。

そもそもディワリとは?

ディワリとはヒンドゥー教のお祭りの一つで、別名「Festival of Lights(光のお祭り)」とも言われます。ヒンドゥー暦の新年を祝うお祭りで、この時期に大きな買い物や新しいものを使い始めるのが縁起いいのだそう。なので、新しいサリーを新調したり、宝石を買ったり・・・インドの人々はディワリ前にたくさんの買い物をします。

今年のディワリは?

今年(2019年)のディワリは9月27日です。日曜日ですね・・・!ディワリは5日間に渡るお祭りですが、どの日までがお休みになるのかは州や会社によります。

ディワリ時期の日本人駐在員の過ごし方

年によっては5連休やそれ以上となることもあり、基本的にこの時期日本人駐在員は海外旅行へ繰り出します。インドへ出張を考えていらっしゃる日本在住の皆様、日本の平日だからといってこの時期に出張を入れてかつアテンドして・・・なんてことは是非やめてあげてください❤️笑 日本ほど祝日のないインド。ディワリは日本人駐在員が少し遠い海外旅行へ行ける数少ない機会なのです。

ディワリ期間の街の様子

ディワリの数日前から街はライトアップされ、デリーの大統領官邸付近は建物が綺麗にライトで装飾されます。(だから停電も心なしか多い気もするのですが・・・💦)ディワリ当日は、キャンドルでお店や家を飾ったり、花びらで家の前を装飾したり、焚き火をしたり、「Festival of Lights」と言われるだけあって、キラキラ光ります。

そして、もう一つ行われるのが「爆竹」と「花火」。大気汚染が懸念されているため、2018年には時間の規制を設けたり、使用できる爆竹・花火に制限を設けたようですが・・・それでも日本の環境基準の約13倍を記録したそうです。今年はどうなるのでしょうか。

政府がどんなに規制をしても、人口の8割以上がヒンドゥー教徒の国で、ヒンドゥー教のお祭りを祝うひとつである「花火」を自粛せよは難しいでしょう。。

大気汚染の悪化はいつからいつまで?

大気汚染が酷くなるのはディワリ頃からと言われています。ディワリは月の動きにより毎年日付が変わるのですが、だいたい10月から11月頃で、これが季節の変わり目と重なります。そのため、日々建築ラッシュの中で砂埃が上がっていることに加え、この時期から焼畑をしたり、気温が下がり始めるために外で暮らす人々が焚き火をしたりします。それにディワリの花火が重なって、ディワリ当日&翌日はグンっとPM2.5の値が高くなります。花火や爆竹はディワリのみですがその他の要因はずっと続くものなので、10月頃からどんどん大気汚染が酷くなります

目に見える大気汚染

すでにインドにいらっしゃる方は、窓の外から見える何気ない景色を写真撮ってみてください!そしてディワリの翌日にも同じ場所で写真を撮ってみると・・・ちょっともやがあるのではないかと思います。気温が下がることも相まって、早朝やひどい時は午前中いっぱい黄色い霧がかかったような景色になります。

大気汚染がおさまるのは?

春や夏はもやが少なく油断しがちですが、そんな時も日本の何倍ものPM2.5の濃度です。そのため、大気汚染がなくなる・おさまるということはないのですが、酷いもや(濃い霧)は1月末まで、長くて2月頃までです。3月になって気温が30度に近づくにつれて徐々に濃い霧の日も減っていくようなイメージです。

大気汚染の対策方法は?

一番はとにかくインドを出ること笑

喘息の人にはとても辛いようで、一部の駐妻や小さな子供は日本に一時帰国するレベル。駐在員の方もどんどん他の海外への出張や一時帰国、日本での会議などを計画してなるべく出るのが身体のためです。とはいえ、いたくなくてもいなきゃいけないというのが実情・・・

身近で便利なマスク

一般的なマスクでも、着用しないよりかはマシですが、たくさん種類がありますので効果も様々です。マスクを購入する際に「N95」や「DS1」以上の規格のものはPM2.5の吸収を減らす効果も高いので、本気で防ぎたい人にはオススメです。屋外にいる方や、機械やその他埃の出る場所で働く方、喘息持ちなどアレルギーや肺が弱い方にもオススメです。一方、「マスクの跡がつきたくない!」という方にはちょっとおすすめしません。

(下記画像クリックで飛べます。)

上記は結構メジャーでつけてる人も多いです。N95の規格があり、装着方法を読んで隙間のないように装着すればPM2.5の吸入も軽減できます。しかしながら、女性やお子様にはちょっと大きいかも。


そんな方へはこちらのタイプがオススメ。マスクの跡もそんなにつかないので、上のものよりもメイクが落ちることも少ないです。上のだとがっつり防護マスク感満載ですが、こちらは普通のマスクの感じなのにN95の規格クリア❤️の優れものです。


がっつりマスクは息苦しいし嫌だ、でもちょっと防ぎたいけど高いのもちょっと・・・という方には普通のマスクですがこのような大量入りマスクも一つの手。何もしないよりかはマシですよ🌟

マスクだけでは足りないかも・・・?

マスクをすると鼻や口からの進入は防げますが、同じように皮膚や髪の毛も大気汚染にさらされているんですよね。。そんなわけで、下記のようにスプレータイプで花粉やPM2.5をブロックする商品も出てるみたいです。

喉を潤す飴も大事!

私の職場は飲食OKでしたので、喉がちょっとおかしいなと思った時は飴を舐めていました。大気汚染が酷い時期は、調子が悪くなくても水分をとったり飴をなめることで喉を潤すように心がけていましたよ。

この他にも、デリーNCRに住むのであれば隙間テープ貼ってみたり、エアコンにフィルターしてみたり。この辺はどの地域に住むかやお家のランクによっても異なりますので、ご自宅次第だと思います。私はとにかくヤモリや虫が家に入るのが嫌だったので、家の扉や窓には隙間テープを張り巡らせてました笑
←こんな感じのものです

渡航中の注意点は?

できる限り屋外を避ける

呼吸もできるし、特に大気汚染は気にならない!という方もいらっしゃるでしょうが、身体にダメージを少なからず与えていることは確かです。1日でタバコ40本以上吸っていることになるのですよ。なので、不要な外出は避けることがベターです。

飛行機の遅延・欠航・車の渋滞を念頭に

早朝は特に霧が濃いため、車の運転も非常に困難です。そのため、街は渋滞しがちで一部かなり混み合うこともあります。また、霧が濃すぎて飛行機が飛ばす、午前中のフライトが午後になったり、最悪欠航になることも・・・✈️日系でいうと(どちらかといえば)全日空は深夜発なので場合によっては遅延や欠航になることも。といってもこの時期に1回くらいだったと思いますけど。

それよりも、飛行機は飛ぶけれども視界不良による車の渋滞で空港にたどり着けない・・・!という人の方が多い気がします。私もそれになりかけましたし、乗れなくて連休の旅行を諦めたという友人も💦そのため、少し早いくらいの早め早めの行動がオススメです。

 

デリーNCRはもやが酷いですが、少し離れた地域では青空が見えることも。インドは広いですから、これが全てではありません。ぜひ色々な地域へ旅してみてください!

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