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[コラム]インドでの食欲と胃袋のジレンマ

インドでの滞在が長くなると、日本食が恋しくなってきます。日本の友人のインスタは、本当に飯テロ。一時帰国中の友人から、わざと飯テロされることもありました笑 日本のテレビでは食レポをしている場面も多いので、私はあまりそういう番組は見ないようにしていました :-P こちらのページでは、そんなインド駐在中に感じたジレンマをご紹介。

どうでも良かったものが恋しくなる

刺身、天ぷら、煮物、肉・・・デリーNCRは日本人増加に伴い、ここ数年で日本食が食べられる場所も増え、日本食のクオリティも断然に高くなりました。着任時に重宝がられていたお店は、あまり日本人が食べに来なくなってしまうほどに他のお店も増え、日本食のクオリティが発展したと思います。最初はとっても美味しかったのに、徐々にインドテイストになっていくレストランが結構多いんです。日本食だけでなくイタリアンや中華も。その中で、日本からインドへいらした日本人シェフたちと、その味を守り続けるインド人スタッフに本当に感謝です🌟

以前よりは満たされているものの、いつでもなんでも食べられるわけではないし、日本みたいなスーパーやコンビニがあるわけでもない。それが理由なのかごくたまに、日本にいた時はどうでも良かったものが、猛烈に食べたくなることがあるんです。

私の場合は納豆。日本にいた時は、別に納豆は好きでも嫌いでもなかったし、どちらかというとそんなに好感の持てる存在ではなかった 😆 お箸がねばねばしちゃうし笑 でも、インドに来てから無性に気になる納豆の存在。。。別れて気づく恋人の良さみたいに、納豆が恋しくなりました笑

ちなみに、一時帰国の度に納豆を大量買いして、冷凍してジップロックに入れて持ち帰りました。納豆はパックがかさばるので、サランラップに包み直して冷凍するとコンパクトに持ち運べてオススメです。

楽しみに残しておいた食材が胃に合わなくなる

一時帰国からインドへ戻ってきてから、お楽しみで残しておいた塩麹漬けの鯖を焼いて食べた時のこと。
脂ものっていてとっても美味しそう、そしてとてもいい香り・・・❤️久しぶりの鯖を嬉しく思い箸を進めたけれども半分あたりで異変。お腹がもたれてしまいました。。

この時はショックでした・・・今までガツガツ食べていたのに、脂がのった魚でこれじゃ、ステーキなんてもう無理なのでは。日本へ帰ったら、ステーキや焼き肉をガツガツ、ジューシーな肉を食べるぞ!!との気合とは裏腹、胃はどんどんインド化してきている模様。。。

胃袋だけインドになじむ

牛肉が切れてしまったことがあるのですが、久しぶりに牛肉を解凍していたら、生の牛肉を「う、くさい!」と思った自分にびっくり。こんなに牛肉の匂いに敏感になっているとは思わなかったです。インド人が牛肉嫌いなのも、宗教的な理由に加え、普段食べないからという理由もありそうですね。日本に来たインド人は吉野家大好きですし・・・笑 解凍した牛肉は、調理して食べたら美味しく感じたので、生肉だけ過敏になってしまったよう。

一時帰国で帰国後すぐにお腹を壊すインド駐在員、多いんですよね。いろんな人に話を聞いて調べてみた結果、どうやらいきなり寿司やラーメン・焼肉を食べたことによる「食べ過ぎ」と、「慣れない生魚」「慣れない肉」そして「日本の水(軟水)」が理由っぽそうですね。帰国後、初日は寿司や焼肉はやめたほうがそのあとの滞在を楽しめると思いますよ🌟

 

「あれが食べたい、これが食べたい」と思っても、食べられない環境であり、食べられたとしてもその時にはもう胃袋が受け付けてくれないことも💧これから赴任する方は、がっつり日本食を堪能しておきましょう笑

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